寒い朝が増えてきました。昼と夜の寒暖差が大きくなり体調を崩している人もいらっしゃるのではないでしょうか。それにしても、「秋はどこへ行ったのでしょうか?」という感じで、夏から冬になった気がします。
今年、世界の平均気温が観測史上最も高い1年になることがほぼ確定というニュースがありました。確かに、今年の夏は暑かったですね。連日、猛暑が続き、私も暑さで大変でした・・・
建設現場や工場などで働く人々はファン付きのベストを着た人が増え、風船のような姿が目立つようになりましたね。外や暑い室内の中では欠かせないアイテムで、このベストが有るのと無いのとでは作業性も全く違うようです。昔は、たばこや財布を持ち運ぶベストが、今や暑さ対策の必需品となりました。様々なものが時代の潮流を経て変化し「新しい価値」を持って生まれ変わっていくことに感心します。
さて、60年以上被覆線を作り続けてきた弊社も「新しい価値」を生まなければ新しい時代に生き残っていけません。その一つが前回紹介した「iR被覆線」でした。普及時から、特に力を入れているのは「土木資材」です。被覆線のみで売るのではなく、線の持っている価値を製品にincludeし、製品の性能を大幅に向上させて、お客様にご提案するということから始めたということは前回紹介した通りです。
今は、さらに「新しい価値」をお客様にご提供するため、「+ONE(プラスワン)」をコンセプトに国の研究機関や大学との共同研究に取り組んでいます。「+ONE(プラスワン)」とは、トワロンが掲げる「錆びない」に更なる価値を一つ以上持たせた商品の開発を表現したものです。
例えば、「静電気を用いた技術で雑草の繁茂を防除する網」や「カプサイシンを被覆した獣害対策用の網」、「海の中でも錆びず藻が付着しない網」などがあります。
これらの開発は、自然災害対策や食料問題対策、インフラ保全対策などの社会問題への貢献を目指したもので、信頼性の高い新たな価値を創造することに努めています。
これからも人々の生活がより安全でより安心できる環境づくりに取り組んでいきます。
つづく
コメント