愛ある被覆線物語 -持続可能な世界をめざして-  第九回

商品紹介

第三章 新しい被覆素材を探せ②

新しい被覆線を開発するにあたり、トワロンでは、ダイオキシンの風評被害と安定した製品生産、2つの問題を解決することを目指し、新しい被覆素材の検討が始まりました。

新しい被覆材を探している、ある日、ある商社から「飽和ポリエステル」と「ポリエチレンアイオノマー樹脂」の2つの樹脂を紹介されます。

飽和ポリエステルは、合成繊維の素材として発展した樹脂で、PETボトルやフィルムとしての性能に優れています。被覆線としては、塩化ビニル樹脂より硬く、製網加工において割れにくいことが期待できる素材でした。

一方、アイオノマー樹脂は、スキー靴やゴルフボールに使用されている樹脂で、素材は無色透明、着色性に優れ、機械的性質も強靭、弾力や柔軟性がり耐寒性と金属との接着性にも優れていたことから、曲げなどの加工に追随できる性能が期待できる樹脂でした。

固い樹脂と柔らかい樹脂という、相反する性能を持つ2つの樹脂は、いずれも塩化ビニル樹脂被覆鉄線の問題を解決できる可能性があったことから、並行して開発を始めることとなったのです。(つづく)

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